3 マインドフルネスベースドアートセラピー

Rappaport 博士は先の著書の中で、初めて瞑想した時に既に何かを感じたと述べています。(interbeing)この点がマインドフルネスとアートセラピーが結びついて、マインドフルネスベースドアートセラピーとなった大切なところと思われます。筆者も瞑想を四天王寺内で初めてした時、何かが在ったと思いました。浮かんでくる思考や雑念を越えて、何か残されたものが在りました。その何かは体感の様でもあり、統一感がある何かであって・・・よみがえります。それは “interbeing”に触れたのかもしれません。それは、希求されるように筆を持つと、オートマチックに深みから描き出されて来たと思われます。漂う中に結晶されていた様に思われます。その表現は自然な流れのようでした。マインドフルネスで呼び起こされた“気づき”がさらに表現される事から流れだし、浄化された様です。それは正にアートセラピーだったと思われます。ちなみに、雪舟などの禅僧が禅の修行だけでなく、水墨画に心の内側を表現していた事はマインドフルネスベースドアートセラピーであったとは考えられないでしょうか。

心のキーステーション

【マインドフルネスとアート・セラピーが醸し出すハモニーです】マインドフルネスは、瞑想を用いる心理療法です。アート・セラピーはアートが持つ力を用いる心理療法です。

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