2月のアートセラピー “雪だるま”

 雪を触っていると丸めたくなる。白い雪のボールが手の平にはあまると、クルクル転がしながら雪の上を歩いている様になる。少しずつ大きくなって、1つめの白い雪の玉は最早小さく可愛い雪のボールではなくなって、雪の積もった丘でドーンと存在感が出て来る。別に2つめの雪のボールも転がして大きくなったら、1つめの上に2つめを乗せて雪だるまの原型が出来上がる。

           https://www.gettyimages.co.jp/写真/雪だるま

 少しずつ雪を付けて大きくなる雪だるま。その増えるイメージを線を少しずつずらして重ねて行く描き方に込めてみました。辛抱強く色鉛筆やクレパスで色を替えて肥らせて行きました。最後に絵具を薄くしてかけ出来上がり。

 様々な複雑な思いが線の集積に込められたように見えました。言葉に出来ない募る思いが自然に表現されたアートセラピーでした。最初に思っていた

よりも自然に育って行った雪だるまでした。

向きを変えても面白い。

心のキーステーション

【マインドフルネスとアート・セラピーが醸し出すハモニーです】マインドフルネスは、瞑想を用いる心理療法です。アート・セラピーはアートが持つ力を用いる心理療法です。

0コメント

  • 1000 / 1000