雪を触っていると丸めたくなる。白い雪のボールが手の平にはあまると、クルクル転がしながら雪の上を歩いている様になる。少しずつ大きくなって、1つめの白い雪の玉は最早小さく可愛い雪のボールではなくなって、雪の積もった丘でドーンと存在感が出て来る。別に2つめの雪のボールも転がして大きくなったら、1つめの上に2つめを乗せて雪だるまの原型が出来上がる。
https://www.gettyimages.co.jp/写真/雪だるま
少しずつ雪を付けて大きくなる雪だるま。その増えるイメージを線を少しずつずらして重ねて行く描き方に込めてみました。辛抱強く色鉛筆やクレパスで色を替えて肥らせて行きました。最後に絵具を薄くしてかけ出来上がり。
様々な複雑な思いが線の集積に込められたように見えました。言葉に出来ない募る思いが自然に表現されたアートセラピーでした。最初に思っていた
よりも自然に育って行った雪だるまでした。
向きを変えても面白い。
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