曼荼羅、マンダラ・・・

 箱庭療法をしていたときですが、中心があって丁度マンダラの様な構造に箱の中の世界がなりました。

 ユングも、「この頃その手の図形をどれだけかいたかは分からない。ともかく沢山だった。それらを描いている間、疑問が繰返し生じて来た。この過程はどこへ導かれるのであろう? このゴールはどこにあるのだろう・・・」(ユング「自伝」)とマンダラ様の絵について残しています。

 心理療法の現場では、クライエントにマンダラが表現された時は、転換期であって、何か変化が表れるから気を付けるようにと言われます。実際、子ども時代から自分自身の絵を振り返っても、マンダラ様の中心が出て来る時期があったのを複数回体験しています。しかし、いつまでもそうした中心が表現される時期は続かなかった事を体験的に覚えています。

 中心を求める時期、こころが中心を必要とする時期は、人、それぞれ、違っているようです。こころの強さによって、脆さによっても違ってくるようです。アートセラピーで、セラピストは、弱い自我などに寄り添って「今、ここ」の現実とつなぐ役をする重要な役をすることになります。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BC%E8%8D%BC%E7%BE%85

ユングが知らずに描いたマンダラ様の絵

心のキーステーション

【マインドフルネスとアート・セラピーが醸し出すハモニーです】マインドフルネスは、瞑想を用いる心理療法です。アート・セラピーはアートが持つ力を用いる心理療法です。

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